【苦労した】ドイツでのアパート探し

ドイツ研究留学

こんにちは,あひるです.
このページでは私がドイツでアパートを探す際に利用したコンテンツ/ツールについてお話ししていきます.
ドイツ渡航における住居探しについて,学生さんでなくとも役立つ情報だと思います.
何か参考になれば幸いです.

ドイツのアパートの特徴

ドイツではルームシェアが広く受け入れられており,このような形態をWGと呼ぶようです.(Flatshareとも呼ぶ様子.)
その中には学生限定や,20-35歳限定など,住人に条件をかけているものも存在しており,性別関係なく,男女混合で暮らしている場合も少なくないようです.

借りる部屋の形態は前述したWGといったルームシェアの他にも,一人ですむ普通のアパートの部屋(1room flat)や,マンションの一室のような広い一人用のフロア?(flat)一軒の家(house)などがあり,後述のものになるに従い家賃は高くなります.

家探しの準備

家探しに対する姿勢は,日本とほとんど変わりありません.
まずは,住みたい家の条件を考えましょう!
家賃広さ滞在期間が基本的に必要な情報になります.
実際に家を決める際には,上記項目に加えて,家具やWifi,暖房の有無など,他のオプションを使って部屋を絞っていくといった具合になります.
ドイツの場合も日本と同じで,地域によって,物件の質や家賃の相場が異なりますので,色々な物件をみて希望する家賃を決めるとよいと思います.
(ちなみに,私の留学先であるカールスルーエの都市のWG家賃相場は凡そ350-450€/月でした.)
また,家によっては家賃とは別に光熱費やインターネット代を徴収するところもありますので,気に留めておきましょう.

家探しの方法:5選

私が考える,家探しの主な方法を5つほどご紹介します!

  1. 大学の寮にする
  2. インターネットで探す
  3. 大学からの斡旋
  4. 不動産屋へ問い合わせる
  5. 知り合いのツテを使う

番号が上になるに従い,可能性及び確実性が高いものにしています.

私は主に②の方法で家探しをしましたが,他の方法についても少し手を出したので,それについて記載していきます.

余談ではありますが,年度や学期の変わり目である3月や9月あたりは,特に人の移動が多いため,物件が増える傾向にあると思います.

1:大学の寮にする

まずはこれが一番確実です.大学の寮!
留学先の大学の,外国人サポートセンターなどから斡旋してもらえます.
大学によっては,寮を複数有しており,場所を選ぶことができます.
しかしながら,寮の中には最大〇ヵ月までと滞在期間を指定しているものや,博士課程の学生は利用できないなど,条件がありますので注意が必要です.

しかし,なんといっても家賃が高い!
一例ではありますが,私の留学先が有する,とある寮の家賃は27ユーロ(約3400円)/日です.
これは,部屋の掃除やシーツの交換などのサービス込みの値段なようです.ほとんどホテルですね.
ここは人の価値観によって差が生まれるところだと思いますが,私は毎月10万円の家賃は高いなと感じてしまいました.
(部屋探しの面倒に時間を割くくらいなら,お金で解決するわ!という選択肢もありますよね.)

聞いた話になりますが,コロナが流行する前は,どの寮もいっぱいでキャンセル・退寮者待ちといった状況だったようです.
しかし,コロナが流行した今では留学生も少ないのか,空きがあるとの連絡を受けました.
参考までに.

  • メリット:住居探しという面倒ごとから,即おさらばできる.
         整った環境で留学生活を送ることができる.
  • デメリット:費用がかかる.
          場合によっては,空きがないため入寮できないかもしれない.

2:インターネットで探す

インターネットでは,複数の家探しサービスサイトが存在します.
以下に,私が利用した主なサイトは以下の2つです.

  • WG-GESCHET
  • Facebook グループ

WG-GESTCHETは,全国区の家検索サイトです.
WG(ルームシェア)のみならず,1人暮らし用の部屋なども検索できます.

Facebookに関しては,グループ機能を使用して家探しができます.
グループの中には,家を借りる側と貸す側のマッチングを目的としたグループが存在し,それを利用しました.

これらの詳しい使用方法については,別途記事にしますので,お楽しみに.

また,これら以外にも

  • Immo Scout24
  • eBay Kleinanzeigen
  • wg-suche.de
  • MixB
  • studierendenwerk Karlsruhe

といったサイトも使われているようです.
最後のサイトに関しては,カールスルーエの地区かつ学生限定のサイトになっており,このように地域や身分を限定しているサイトは,他の都市にもあるかもしれません.

  • メリット:自分で部屋を選ぶことができる.
         相手と英語でやり取りするため,生きた英語に触れられる.
         様々な人から,さまざまな言い回しや定型文を把握できる.
    デメリット:騙される可能性がある.
          時間がかかる.

3:大学からの斡旋

場合によりますが,留学先の大学の外国人サポートセンターから,WGなどを斡旋してもらうことができるようです.
私の場合,部屋の希望を書いた書類を提出しましたが,その後,音沙汰はありませんでした….
こういうこともあります.笑

  • メリット:大学からの紹介なので,安心できる.
  • デメリット:場合によっては,対応が遅れる.紹介が来ないこともある.

4:不動産屋へ問い合わせる

ドイツにも不動産屋は存在しますが,あまり皆さん利用されてはないようです.
手数料や家賃など,少し高額になってしまうためと思われます.
また,マイナーな都市には,提携する物件がないということもあります.
しかしながら,主要な都市では,大学を介さずとも,確実に物件を紹介してもらえるという点が大きなメリットです.

私はドイツ語ができないので,日本語が通じるドイツの不動産屋に連絡を取りました.
以下は日本語で対応してくれます.

  • ユーロエステート
  • JAP.コンサルティング
  • メリット:大学などを介さずとも,主要な都市であれば確実に物件を紹介してもらえる.
  • デメリット:手数料や家賃が高額.
          マイナーな都市には展開していない

5:知り合いのツテを使う

現地に知り合いがいる場合,その人の協力を得て部屋を探すことも一つの手です.
私の場合,留学先の研究室の教授や研究員の方から,部屋の紹介を受けたことがあります.

メリット:知り合い伝いのなので,騙されることはない.
     部屋の詳細を,きちんと把握できる.
デメリット:現地に知り合いがいないとできない.

以上,ドイツでのアパート探しについて紹介しました.
皆さんが実践できそうなものは,ありましたでしょうか?
参考になれば幸いです.

ここまで読んでくださって,ありがとうございました!
質問やコメント等ありましたら,お気軽にお送りください.では.

コメント

  1. 野田 より:

    今年の6月から7ヶ月間ミュンヘン工科大学で研究留学する予定の者です。
    Facebookでの家探しについて、質問がありコメントします。

    可能な限りで構わないので、具体的に参加したグループは家探しに要した時間を教えてください。(もし、このことについての記事を作成中でしたら、すいません。)
    よろしくお願いいたします。

    • あひる より:

      野田さん
      コメントありがとうございます.また,返信が遅くなり,大変申し訳ありません.

      私が参加していたグループは,
      「ドイツ・デュッセルドルフ日本人掲示板【DNK】 JAPANDORF」:デュッセルドルフとありますが,留学の旨を記載すれば,ドイツ在住の日本人が助けてくれるかもしれません.
      「Suche/Biete Wohnung in Karlsruhe(Kreis)」:カールスルーエの土地に特化した家探しグループです.部屋を貸したい人・借りたい人が書き込み,マッチングをはかります.(私はこれで見つけました)
      以上の2つになります.

      ミュンヘンに行かれるのでしたら,大きな都市ですし,ミュンヘンに特化したグループもあると思います!
      「München facebook wg」で検索したら,色々なグループがヒットしましたよ!
      また,(Twitterで探すなどによって)同大学に留学されている日本人と繋がることができれば,もしかしたら良い条件のアパートを紹介してもらえるかもしれません.
      最悪の場合,大学寮に1〜3ヶ月ほど滞在し,その間に内見を踏まえて家を探すと良いかと思いました.

      Facebookを用いた家探しは,1ヶ月半程度を要した記憶しています.
      家賃の相場や外せない設備(ベッド等の家具備え付けetc)の条件をきちんと持っていたためスムーズに探すことができました.
      いち人間のサンプルとして,参考にして下さいませ.

      まだ間に合うようであれば,ご参考になさってください.
      よろしくお願いいたします.

      • 野田 より:

        あひるさん

        お忙しい中、ご連絡ありがとうございます。

        まだ、家を探しているところですので、大変参考になります。

        ありがとうございます。

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