【90日以上の滞在には必須】長期ビザ取得について:前編

ドイツ研究留学

渡航するにあたり,考えるものの中にビザがあります.
ここでは私の体験を基に,長期ビザ取得を目指してどのように動けばよいのかについてご紹介します!

そもそもビザは必要なのか?

日本国籍を持つ人の場合,ドイツにはVISAなしでも 90日間は滞在できることになっています.
しかしながら,それを越える長期滞在をする際には,いかなる理由であれビザを取得しなければなりません.
(国籍によっては,90日未満の渡航であってもビザが必要な場合があります.その場合には,シェンゲンビザを発行しなければなりません.短期ビザの発行が必要かどうかの確認はこちら.https://www.auswaertiges-amt.de/en/einreiseundaufenthalt/-/231148

長期滞在ビザ取得の方法ですが,
①渡航前に日本で取得する
②渡航後に現地で取得する
という2通りが基本になります.

②の方法ですと,ビザなしでOKな90日間の滞在中に滞在許可を得ることになります.(https://japan.diplo.de/ja-ja/service/-/2331284
ドイツ語が堪能で,役所の人と意思疎通ができる人ならこれでよいかもしれませんが….
私はドイツ語が話せないことに加え,ヨーロッパの役所は外国人に優しくない(偏見かも)との思いから,①の方法でビザの申請をすることにしました.

私にはどんなビザが該当するの? 

ビザは,一口に言っても様々な種類が存在します.
学生の場合でしたら,ドイツの大学に入学を伴うのかどうか,博士号取得を目的とするのか,研究滞在のみなのかなど,細かく区別されており,各々必要書類が異なってきます.
自分がどのビザに該当するのかを把握するために,まずはVisa Navigaterを使うことをお勧めします.(https://visa.diplo.de/en/#/vib
このサイトでは,案内に従うだけで,自分がどのビザに該当するか教えてくれます.
私の場合は,”研究滞在”のビザが該当することが分かりました.

このサイトでは,各ビザに関して必要な書類等の記載がありますが,あまり参考にせず,各大使館ないし領事館のサイトのものを参考にしましょう.
というのも,実際に私が提出した書類はもっとあったのです….(つまり,これだけではダメ.おいっ!)

ビザの申請場所を確認しよう

ビザの申請は対面で,ドイツ大使館または総領事館にて行われます.
これらは管轄する地域が異なっており,それぞれ大まかに東日本と西日本に対応しています.
自分の住んでる地域がどちらに該当するかわからないという方は,ホームページに記載がありますので確認してください.(https://japan.diplo.de/ja-ja

必要書類を確認しよう

必要書類は基本的に先のサイトに掲載されています.
しかしながら,該当するページに辿り着きにくい(私だけかも)ので,スクリーンショットおよびURLを記載しながら案内していこうと思います.

まずはトップページのタブより”ビザ”を選択(Figure 1).

Figure 1

このページに記載されている記事は,どれも大切なので,よく確認してくださいね.
私は90日を超える滞在をするので,”長期滞在ビザ”のページに進みます(Figure 2).

Figure 2

すると,長期滞在に関して様々なビザの記事が出てきます.
また,各種様式につきましても,スクロールして出てくる記事で確認することができます.
さきのVisa Navigationにて,私は”研究滞在ビザ”が該当することがわかりましたので,そのページに進みます(Figure 3).

Figure 3

そうしますと,必要書類の一覧が1~9まで出てきますね.
よし,これらを用意すればいいんだね!と思ったそこのあなた!
よ~く下を見てください.注意事項に注目です(Figure 4).

Figure 4

私の場合,研究者として渡航するため,該当ページに記載された書類も,別途用意しなければなりません.
皆さんも,お気を付けください.
(ちなみに研究留学のため,このページの表にある必要書類7は必要ありません.就労ではないのでね.)

結局提出した書類は…?

結局のところ,私が提出した書類は以下の通りです.

  • パスポート
  • VIDEX申請書 2部
    https://videx-national.diplo.de/videx/visum-erfassung/#/videx-langfristiger-aufenthalt
    (ネット上で作成し,印刷して持っていきます.書き方に関しては別途記事参照.)
  • パスポート受け取り用の520円のレターパック(西日本の方はA4封筒なので注意)
  • パスポート写真(35 mm × 45 mm) 2枚
  • パスポートのデータページのコピー 2部
  • 履歴書(英語) 2部(参考までに私のものを別記事で紹介します.)
  • 留学先のドイツの大学・研究機関からのホスティング契約書のコピー 2部
    https://japan.diplo.de/blob/2380096/20c0017e41d46edf2a2bf02dee0602d3/hosting-agreement-forscher-data.pdf
  • 留学先の教授からの紹介状(Invitation Letter) 2部
  • 大学の学部卒業証明書,修士卒業証明書(英語)原本およびコピー 各2部(だったはず)
    (学務で発行されたもの. 卒業時に渡される卒業証書は,必要ないと言われました. )
  • 奨学金の証明書(英語) 原本とコピー 各2部(お金に関しては後編で記述)
  • 加入している保険の証明書のコピー (英語もしくはドイツ語) 2部
    (保険に関しても別途記載)
  • 誓約書 1部(https://japan.diplo.de/blob/905898/dda8621afcd830be5fe6d862a95a9194/visadeclaration-data.pdf
  • VISA発行手数料 75€ (約10,000円,現金またはクレジットで支払い)

こうしてみると,なかなか多いですね.笑
これらの書類をドイツ大使館にて提出します.
ちなみに,準備したけど必要なかった書類たちも列挙しておきます.

  • 住民票
  • 在学証明書
  • 飛行機のチケット/旅程表
  • ドイツ滞在中のアパートの契約書(アパート探しについて,別途記載)

とりあえず長くなったので,この記事はここまで.
続きは『ビザについて:後編』にて記載します.

ここまで読んでくださって,ありがとうございました!
質問やコメント等ありましたら,お気軽にお送りください.では.

コメント

タイトルとURLをコピーしました